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“水げん”から
 「不安な中小企業と小売業」

2009年12月4日西日本新聞、13面より2つの記事を紹介いたします;
●福岡県中小企業経営者協会(福岡市)が3日発表した政権交代と景況感に関する会員アンケート(11月20日〜27日に実施、176社から回答)結果によると、
・ 政権交代については『不安』とする回答が51%。その理由は、「経済回復の施策が不十分」が37%と最多。
・ 鳩山政権の優先課題としては「景気対策」が41%。次に「中小企業支援」で14%、「雇用対策」が11%です。

 経営者らしく、「景気対策」と「中小企業対策」の率の差が大きいですね。 「景気対策」は自分たちの手では出来ない。それがいの一番に。 しかし、経営者として言いたくないヘルプの叫び「中小企業対策--自分たちを支援してくれ!」、も1割5部近くになっているのですね。 ここはできるだけ秘めていたい本音の世界です。それが表に出てきている。 間違えなくたくさんの経営者が悲鳴を上げている。 さらに、1割強の「雇用対策」の数字は、辞めていった、辞めてもらったスタッフ個人への経営者の思いやりの心の表れです。
 しばらくこれらの数字を追いかけながら、状況に応じた対策を迅速に出していかなければと思います。

●九州経済産業局が3日発表した九州・沖縄の大型小売店(百貨店26店、スーパー377店)の10月の販売総額は、
・ 前年同月比で、大型小売店販売5.0%減で、15ヶ月連続で前年を割った。
・ 百貨店は11.1%下落で、28ヶ月連続で前年を下回った。
・ スーパーは1.0%減で、5ヶ月連続で減少。

 朽ちていくのは百貨店が先か、それから、大型小売店でしょうか? まず、それぞれの業界で競争相手は市場から出ていき、さらなる寡占が進み、そして、他の企業を殺し、独占の中で自分も朽ちていく。 その後にまた、元気な小さな芽、お店が育ってくれればいいのですが、大規模小売業で細分化された仕事しかやっていない人々が起業してくれるでしょうか? イギリスの雑誌モノクル誌で、世界一の小売都市となった商都・福岡の将来が心配になります。

 大量生産、大量消費、大量廃棄文明の末期現象に入っていると思います。 だからとにかく、身近な小売りを再生させなければ。 小売りも福岡の中では2つの種類に分けて、考えたいと思っています。 1つは広域から人を集める小売り。 これは、中心市街地に担ってもらいます。 そしてもう一つは、地産地消を担う小売業。 これは、山間から流れ出る水流を輸送網とする流通業として、市街地周辺から郊外までのエリアで、育ってくれればと思っています。 小売りを早良から考えたいと思っています。



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