「お元気サン!」〜元気な社会づくり
「元気づくり」は日本社会全体の課題です。
今、日本人は会った瞬間「お疲れサン」と言います。
まだ、朝で疲れてもいないのに。
なんとスポーツクラブでさえも言われます。
チェックインして鍵とタオルをもらおうとすると、「お疲れさまで〜す。」「疲れてないから、“心地よい”疲れを得るためにここに来ているのに、なんで?」といつも思っていました。
86年から海外にでて7年間ほど、日本を出たり入ったりしました。
93年末に帰国して一番ショックだったのは「お疲れサン」の蔓延。
私が海外に出る前、86年には日本になかった現象です。
思い出してください。
私が海外にでる前のバブル前夜は、会った時は「おまえ、なんばしよっとや?元気しとうや?」で、別れる時は、「じゃあね。」しかし、それが今は会った時も別れの時も「お疲れさま。」。
これもバブル崩壊が日本社会にもたらした現象なのでしょうか。
帰国し、自分で事業を始め、スタッフに「『お疲れさま!』は、わが事務所では使わない。」としたら、どんな結果が起きたか、解りますか?「挨拶の言葉が消えた!」のです。
それで、別のお別れの言葉を考えてもらいました。
幾つかやってみたのですが、定着まで行きません。
また私の店でも、別れの挨拶は「元気でね!」にしようと指導したが、定着しません。
1人で変えることの難しさを長く経験しています。
ただ、頑固な私は、自分が本当にそうでない時以外は使わないことは、守り続けています。
議員になってある研究会で、「お元気サン!」を広めようとしている人に会いました。
自分でも、使ってみようと努力していますが。
1人ではなかなか勇気が要ります。
参加しませんか?「お元気サン!」アメリカ、ケニアでの、「元気?How are you?」が懐かしい。
元気な福岡市から、元気な日本社会づくり。考え続けるテーマです。