水辺から環境を考える〜「アジア太平洋水サミット」に参加
昨年、12月2日から4日まで「アジア太平洋水サミット」に参加しました。
本会議は12月3日、4日でしたが、11月29日から12月7日まで数多くの水関連イベントが開かれました。
「国際水土里(みどり)フォーラムin大分」、ビデオですが「開会式」、「国際水田・水環境ネットワークワークショップ」、「生態系と発展のための水」、「金融機関の活動と水問題」、「2009年の世界水フォーラムの会議」、「山根一眞講演会〜温暖化クライシスと地球生命」などに参加しました。
会場の外ではマスコミに対しての市民団体からの奇抜なアピールもあり、国際会議らしさを彩っていました。
サミットを通して学んだ「9つの重要な考え方」を紹介いたします。
1) | 市民科学者による自然観察記録の収集システムづくり。 |
2) | 三面コンクリートは生態系を捨てている。 |
3) | 水は質だけではなく量も重要。これが「環境水量」。流量を増やしたら大きな鮎が戻ってきた。 |
4) | 韓国ソウルでは高速道路、大規模ビルを撤去して川を復活している。それをやったのが新大統領の李明博さん。 |
5) | 農林水産業は環境産業、環境美化のエンジン。特に水田復興を。 |
6) | 規制、税などを使って農林水産業を環境産業として振興できる仕組みづくり。 |
7) | 農林水産業民の環境に関する貢献度を金銭的価値にする研究。 |
8) | 「生まれた時に木を与えられ一生それを守る」といった伝統的自然管理手法の再評価。 |
9) | 環境を守ることで繋がらざるを得ない人たちで、環境のための公的な組織をつくる。 |
10) | 「水」に課題を持つ福岡市は「水」から、世界の水環境に貢献するモデル都市を目指す。 |