人間性復興を!
以下は、プリンストン留学時代の先生、バーナンキ連邦銀行議長からのメッセージです。
「連銀議長ベン・バーナンキは議会に2兆ドルにのぼる財政赤字を減らすよう強く要請した。
政府は無限にお金を借りることはできない。
その原資にあわせるしかないと警告を発した。
同時に、経済の収縮度合いは速度を落としてきている。
今年の後半には成長へ戻れるとも、述べた。」(2009.6.4ウォールストリート・ジャーナルのメールニュースから)
バーナンキ議長が、議会に対して財政赤字縮減を強く要望しています。
「借金はその原資に従ってしかできない」と。
当たり前のことです。
しかし、歴史を読むといつも一つの体制の末期は、過大な借金。
いけないと解っていても借金に走ってしまう。
社会が歴史を刻んでいく慣性とし、借金増大は常に存在しています。
どんな組織も同じでしょうか?
今回の金融危機からの各国上げての財政出動。
もちろん新たな原資があるわけではなく借金。
今の体制の世界を上げての末期的現象だと思ってしまいます。
しかし、ここで思考をとどめていては何もできない。
次の社会、それも、日本だけではない社会を考えなければならないと、感じています。
すでに始めた「カッパ塾」ではそれを考えたい。
もちろん、「青年未来会議」でも、「新政策会議」でも。
バーナンキ先生は、最後に少し希望を付け加えて強く要望しています。
「今年の後半は反転、成長だ」と。
学者ではなく国家経済経営者としての発言でしょう。
しかし、これまでと違った経済社会のビジョンまでは示されていません。
そのイメージはあるのでしょうか?
誰かそのイメージ持っている人はいるのでしょうか?
ヨーロッパの文芸復興のように、やはり、ある地域のその時ベストと思える時代へ戻る運動をやって、新たな時代をつくり出すしか、人間にはできないのかもしれません。
「ルネッサンス」です。
ギリシャに戻ろうとしたけど、「ルネッサンスはルネッサンス」に成りました。
さあ、どの国のどの時代へ戻る?
森永卓郎さんは「江戸時代へ」と言っていました。
現代なら「イタリアだ」と。
上田篤先生は、スイスでした。
世界みんなでルネッサンス語りをして、人間性復興の動きをして、結果として新しい時代ができていく。
どうです、一緒にやりましょう!