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動物裁判!? 元徴用工問題


▲西日本新聞、1面、“春秋(動物裁判!)”「中世のヨーロッパでは、動物相手の裁判を至ってまじめに行っていた。」と出だしに。おっと、このことはつい最近読んでる本でも出ていたぞ!

▼「混沌からの秩序」I.ブリゴジン/I.スタンジェール みすず書房
p.91
 [ニーダム(「東と西の科学と社会」著者)は十八世紀の中国の文人が、イエズス会士から近代科学の勝利を聞いて、皮肉をもって答えた話を伝えている。自然が認識可能で単純な法則によって支配されているという考えは、彼らにとっては、人間中心主義の愚かさの好例と思われた。ニーダムは、この「愚かさ」には深い文化的根源があると信じている。西洋と中国との観念の大きな違いを明らかにするために、彼は、中世に行われた動物裁判を引用している。卵を産む雄鶏のような奇形は、厳粛に死を宣告され、自然の法則、すなわち神の理法を犯した罪によって火刑に処せられた。同じ雄鶏が中国なら十中八九、慎重に取り除かれるだけで終わる事情をニーダムは説明している。それは何も罪を犯していないが、その奇怪な行動が自然および社会の調和と衝突したのである。→ナチス、ユダヤ虐殺とおなじ文脈では?←(中略)ニーダムは注釈している。中国で支配的な哲学観念によれば、宇宙は自発的調和の状態にあり、現象の規則性は何ら外部の権威にもとづくものではない。それどころか逆に、自然、社会、天上における、この調和は、これらのものの過程の間に存在する平衡をその起源としている。安定に相互依存しながら、これらのものは、申し合わせたのではないが、一種の調和を保っている。もしそこに法則がかかわっているとすれば、それは神にも人間にも、誰にも考えられないような法則のはずである。このような法則はまた、人間には解読できない言語によって表現されていなくてはならず、かつ人間の創造できるような創造主によって作られたものではない。
 ニーダムは次の質問によって結んでいる。
(中略)
後にケプラーを生むような性質をもつことになった文化において、卵を生む雄鶏が法によって裁かれるような精神状態が、はたして必要であったのだろうか。
(中略)p.93
物理学は宗教および伝統的哲学の双方に反対して発展したと言える。それでも、周知のように、世界を理解する基礎を得るために、キリスト教の神が実際に持ち込まれた。事実ここで、世界は全面的に神に服従することによって神の全知全能を認めなければならない、とする神学者の興味と、数学化可能な過程の世界を探している物理学者の興味との一種の「収束」がみられる。
(中略)p.94
科学者と神学者とは、基本的には人間精神の自由と目的にとって異質で心をもたない受動的な機構として、自然を記述することに一致協力した。ホワイトヘッド(「科学と近代世界」著者)が見るように、「退屈なものであり、無音、無臭、無色であり、物質があわただしく動きまわっているだけで、終わりもなく、意味もない」。このキリスト教的自然は、昔は調和であった自然の「生成」と人間のとの一致を、人間に悟らせるような性質がすべてはぎとられている。そして人間を孤立させて神と面と向かって対決させ、ライプニッツが聞いた千にものぼる数学的な声ではなく、ただ一つの言葉で十分記述できるような自然に収束していった。]
→これを、近代から現代にいたる「不幸」と呼ばずにいられようか! 科学的思想は私たちをもの/物質のなかに埋め込み、一人ひとりを何も見えない、誰とも触れないという「不幸状態」に陥れている。自然を歌うことから・・・逆転は?

春秋に戻る。「現代にも動物裁判は続く。」へぇ、まだ続いていたんだ。それは、「早朝の鳴き声がうるさい」vs「鶏を別の場所に移せ」で、判決は、提訴自体が不当、賠償金を支払え、だったと。「その土地には固有の生活がある。新住民の価値観で旧来のものを一概に否定するなかれ。」いいですね。「おんどり君もさぞ安心したことだろう『鶏の何か言いたい足づかひ』。古川柳に心情が重なるような。」粋な締めくくりでした。👍

▲同紙、2面、“提論明日へ 平野啓一郎さん”「韓国元徴用工問題 一人の人間として思う」;「国」という組織に対して一人の人間として疑問を投げかけてあります。
1943年、「大阪製鉄所で2年間訓練を受ければ技術を習得でき、訓練終了後には韓半島の製鉄所で技術者として就職できる」の言葉で徴用工になり・・・あとは危険過酷な作業、暴力的な管理、賃金さえも払われなくなったと。「私たちは、国家の利害の代弁者となる以前に、一人の人間として、他者に対し、多様な共感を抱き得るはずである。」その通り!

後は、両国の立場の説明がありました。どちらも、一理あるが、どちらもおかしい、と。「まず考えるべきは、植民地支配によって人権を蹂躙され救済の網からも溢れ落ちてしまった被害者の存在だ。日本としてできることは何か? ¶その積極的関与こそが、真の意味での隣国との『未来志向』のかんけいではないのか。」正しい! とは、思うのですが、少し「混乱」と思うのは、「日本としてできること」とあるのが「日本人として」ではないかと思うところです。わたしは日本人、そして、日本人ということは日本に属している。でも、「日本国」のやっていることは「?」なのですよね。個人と国の関係が混乱すると、答えも、答えから出てくる責任の所在も不明になる。国のふるまいがおかしいのなら、そこから、やり直さねばならない。それをやるのはその国の私たち。となると、まずやらねばならぬことが見えてくる。また、外交を国だけで任せるのか、という思いも湧いてくる。ほかにも見えてくる。「日本」とだけなら、言っちゃって終わり、とならないのかな?

ワールドカップ・ラグビー、日本がアイルランドに勝って、大騒ぎ、私ももちろん、大喜び。と、ふと、「日本て、何?」と考えてしまいます。この個人の感情と「国」の存在。それが、世界という舞台で国として他国と戦っている。スポーツでも・・・、いまの「国家」は、世界的に同じような法(言葉)でつくられています。(まだいまも言葉で規定されていない“國(くに)”も私は存在していると思っています)いまの不幸の多くのものは「国家」が作っていると見え始めています。私たちの目がおかしいのか、それとも、いまの法で固められた「国家」がおかしいのか? そんなことまで、考えさせられた平野さんのエッセイでした。


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玉井てるひろ 2019/09/30 12:50

台風被害責任 筆算の線


▲西日本新聞、1面、“春秋”;→「青」の色を題材に、少し気取った社会批判・・・なのでしょうが、少し「?」です。

台風15号で当初家屋被害は100戸未満とされていたが、実際は1万戸を超えていて、その初期対応にかんしての「責任」について書いています。官房長官は、政府の構えは万全として、電力会社や自治体に矛先を。しかし、それは「虫が良すぎないか」、内閣改造で「守備に隙が」と。今度の17号でも「警戒態勢や被害状況の確認などに抜かりがなかったか」と。

一応、その通りさらりと読めるのですが、立ち止まって考えると、台風が通り過ぎた後に、「責任」を追及するだけの議論、そのことには、当然どの組織も「責任逃れ」するのが当たり前では? そして、責任を追及するだけで、それ以上のこと、例えば、保障、賠償、さらに、今後の防災体制などについての話がまったくない。マスコミの記者らしい、ネタ探しだけで止まっていますね。そして、こんなことを読む私たちも、そうだ、そうだ、ここに「責任がある」、もっとしっかりしろとなる。自分たちに実際に及ぶことなのに、自分のこととして考え失くしているのでは・・・?

望むのは、私たちはこんな政府、自治体、電力会社などのなかで、どうすればはたして自分たちを守れるのかまでを描いてほしい。じゃないと、いつまでたっても、同じ惨劇が繰り返すだけ。まずは一人ひとりの温暖化対策までを含めた、そして、万が一での地域での自己防衛にまで至る、示唆するものとしていただきたかった。批判するだけで、何もしない、できない、私たちに安心の手立てを示唆していただきたい。望みすぎでしょうか?

そうだ、私もこんなこと書くだけではなく、具体的に自分で、地域でこんな話をしていかねば・・・、ハイ。

▲同紙、23面、“あなたの特命取材班”「筆算の線 手書きダメ? 小5、160問『書き直し』 担任:『定規使用 全員に指導』 識者:『教師の判断 阻む規則』」;→注目の記事が書かれる“特命取材班”のコラムです。記事の中には、18年度に、「スタンダード」が導入されて、「机上に置くノートや筆箱の位置、発表や話を聞く態度、あいさつの仕方、廊下の歩き方に加え、靴や傘、トイレのスリッパの置き方、休み時間の遊び方の注意点までかかれている」そうです。ベテラン教師の「スタンダードが浸透するほど枠組みになじめない子が排除される心配」の声も紹介されていました。

振り返ってみると、「筆算線は定規」と、「机の上の配置」は、なかったかもしれませんが、後のことは大なり小なり言われたことがあるように記憶します。でも、それなりにやれることとやらないことを自分で決めていた感じがします。確かに素直で、まじめな子は疎外感を感じることなのだと思います。でも、教育と学習は違うときちんと選別して、学校での教育は、ある面「矯正」と割り切って、自分での学習さえしていれば、問題ないのでは?

とにかく、学校は従う場(神)ではないこと、自分で学ぶ場であることを明確にしていさえすればいいのだともいます。ただ、日本の義務教育の場は選択肢がほとんどなく、いやな教師や同級生がいても変われないことは、やはり、問題かな。選択肢のない学校が「唯一神」になっている! 言い過ぎか?


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玉井てるひろ 2019/09/24 12:22

原発事故旧経営陣無罪 米の無人機誤爆


●190920
▲西日本新聞,1面「原発事故 旧経営陣無罪 東電福島第1 大津波『予見性ない』 東京地裁 強制起訴3人に判決」。3面、「市民感覚と司法隔たり 絶対的安全 求めず 個人の刑事責任 壁高く」「元東京地検特捜部検事 郷原信郎氏 企業罰導入の契機に」。6面、「龍谷大教授 大島堅一氏 多くの新事実 軽視の判決」;→NHKニュースで判決を聞いて、私の反応は、そうだよね。それしかないよね、でした。でも、「市民感覚と司法隔たり」はいつものように感じました。企業犯罪、頭下げるだけで終わってしまう、多くの人の当たり前の幸せを、そして、命までも奪っていながら。

いくつかの課題を列記しておきます。
まず、国の地震予測「長期評価」の信頼性を否定した、判断。ここに国の責任を見逃してやっていることを感じます。次に、大島先生の記事で、「現時点では、刑事裁判という限られた場でしか責任の検証が十分に行われていない。この裁判の結果にかかわらす、当時の経営の在り方と責任が検証されるべきだ。」よく使われる「検証」という言葉の弱さが気になりますが。
最後に、郷原さんの記事、「東電としての企業責任や『原発安全神話』にあぐらをかき続けてきた国策の誤りをいかにしたら刑事罰に問えるのか。判決は、こんな根源的な問いをわれわれに突きつけながら、今回の結論に至ったとも見ることができる。¶今回の判決を契機に、個人を超えた組織の刑事責任を問うための制度設計を進めるしかない。企業や組織の刑事責任を問える企業罰・組織罰の小津乳を真剣に検討する必要がある。」その通りですね。その時に、問題になるのは「会社法(?)」では? 株式会社の有限責任をどう設計し直すのか? 私たちの頭の中で当たり前になっていることにまで踏みこむことができるのか? 課題設定としては的を得ていても、きちんとした改めなければならない的を射ることができるのか? 大きな課題だと思います。

▲同紙、5面、「米の無人機 誤爆か アフガン 民間人30人死亡」;→だれが「誤報だったと報じた」のかを、よく読むと、米軍が支援する「アフガン治安部隊」による誤爆とあります。でも、どう考えても、米軍による「誤爆」ですよね。

なくなった30人、もちろん、家族も友人も恋人もいたはずです。報いはどこにあるのでしょうか? いたたまれなくなります。世界中の人たちのほとんどが国というものに従属しているいま、どこでも国の行うことに対しては・・・、なのでしょうか?

人類の歴史20万年。文字ができた時が国の始まりと考えると、6000年。近代国家、フランス革命からと考えると250年。私が付き合ったケニア人講師は、生まれたときは戸籍がなく、いまのウガンダとケニアの国境付近だとのあいまいな国家。間違えないのは国家よりも、私たち一人ひとりが先、ということ。そして、私たち一人ひとりで国家を形づくっているし、私たちがいなければ国家もできない。そうです、私たちで私たちの国を正さなければ! 空しく響きそうな、この言葉?


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玉井てるひろ 2019/09/20 11:34

米中距離ミサイル実験 トランプ氏は「独裁主義」(190821ブログ)


●西日本新聞、1面、「米、中距離ミサイル実験 INF失効後初、中ロ対抗へ」。3面、「米、軍拡競争の扉開く ロシアの弱体化も狙う 中国配備選考に危機感」;→誰のために軍備を核兵器をミサイルを、アメリカは、中国は、ロシアは、核兵器をつくっているのでしょうか? 私たちのため? アメリカ人の、ロシア人の、中国人のため? これら三つの国の国民にも聞いてみたい。「あなたたちは本当に核兵器を欲しいと思っているのですか?」と。

どう思いますか、答えは。私は、「No]だと思います。自分たちのためではない、と思う人が大半だと思います。でも、現実は国と国の関係から、どんどんエスカレートしていっている。戦争もしないのに拡大していっている。今回のロシアとの中距離核戦力破棄条約の破棄も、関係してない中国の動きから、アメリカが破棄して、対中国のために準備を始めていると思っています。

そして、その背景には世界市場での自国企業の進出の意図が潜んでいると見ています。

はたして、私たちは、大きい国が欲しいのでしょうか? 「大きな国」Greatな国を欲しがるのは国のトップにいる「独裁主義者」とその方に追随して儲けている人たちだけ、ではないでしょうか?

●同紙、5面、「トランプ氏は『独裁主義』 米国務長官、前回大統領選で発言」;→大きい国などつくらない。そうすれば、こんな軍拡競争のような馬鹿げたことはなくなる。

国を大きく強くして、軍事力を背景に企業を大きくして、世界市場を支配させる。そして、われわれの人間性を少しずつ殺していきながら、利潤を、国の財源(権力者の使える経済力)と大きくしている。

政治と経済は別とみるかもしれませんが、いまの、アメリカと中国、さらには、まさに驚きの展開を見せる韓国と日本の動きをみると経済と政治は一体だとしか見えてきません。

ここがこれからの世の中づくりの肝だと思う。「独占禁止法」のような「大きい国禁止法」を世界全体でつくる。こんなことが必要だと思うのですが・・・


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玉井てるひろ 2019/08/23 12:58

筑邦銀電子地域通貨 世界債務1京9000兆円(190820ブログ)


●西日本新聞、1面、「筑邦銀が電子地域通貨 九州初 自治体、商工団体向け発行」;→「紙幣形式などだった地域通貨の電子化で、管理コストが軽減され利用者負担が大幅に縮小する」とありました。確かに、博多部奈良屋でやった地域通貨「よかよか」も紙だったので大変でした。わざわざ人が動かなければいけなかった・・・。みんなで頑張って始めたのですが、残念な結果になりました。

今は電子化。確かに、うまくいくかも・・・。利用第一弾は宗像市で23日から25日に開かれる「宗像国際環境100人会議」で、メルアドを登録すれば主催者から1000円分の電子通貨が無料配布(先着500人)され、市内の食堂や漁船乗船など体験イベント会場計約20か所で使えるそうです。

さあ、どうなる。楽しみです。

●同紙、5面、「世界の債務 1京9000兆円 リーマン前の1.6倍 金融危機位の引き金にも」。「EU離脱風刺 偽札所蔵 大英博物館『社会を物語る』;→日本の公的債務あらく1000兆とすると、1000÷19000=約5.3%です。「中国をはじめ新興国の債務がとりわけ拡大傾向にある」とありますが、5.3%をかばうような書き方ではないかと勘繰ります。

そして、「景気後退局面では資金調達が難しくなり、債務の返済に行き詰まるケースが増えて個人消費や投資が急激に冷え込むなど、新たな危機の引き金になりかねないとの懸念が強まっている」とありました。

注意、注意! ですが、私たち一人ひとりはどうしたらいいの? わかりませんね。そもそもの「おカネ」依存からの「離脱」が社会として必要だと思っています。私は人と人とのつながりでしか、そんなことできていかないと思っています。あとはみんなで考え、その方向で暮らしていくこと・・・?

「EU離脱」にともなう大英博物館の記事はおまけです。


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玉井てるひろ 2019/08/23 12:07

「カッコいい」 「誘惑婚は伝統」


●西日本新聞、2面、「『カッコいい』とは何か 善用悪用の検証が必要」;→つまらない、エッセイだと思いました。平野さん好きな作家であり、人物なので、追っかけているのですが。このエッセイはいただけません。メルマガでも「カッコいい」についてここ何度かいただいているのですが、パスしています。

その理由の一つは、「決してそれは、日本固有のものではなく、『クール(cool)』といった言葉にみられる通り、アフリカから欧米にかけて、広範な影響力を持った概念だったが。」という、グローバル資本主義的な立場から論じてあるからです。見ているのはロックやファッションばかり! としか思えないのですが。

海外生活がないのかな? 美も含めて、価値基準が世界各地で違うというのがわかられていないようです。「風土」ということが京都で学んだ人なのに、彼の視野の中にかけらも感じられない。

「フィッシャーマン・ジャパン」という三陸のプロジェクトを「カッコいい」と取り上げてあるようですが、「新3K=カッコいい、稼げる、革新的」どれも、グローバル市場にのった、功利主義的なものばかり。ガックリ来ます。

よいしょされて、下らぬ評論を書かされたのかなと、離れていく寂しさを感じながら憂慮いたします。あなたもですか・・・。


●同紙、5面、「『誘惑婚は伝統』違法でも キルギスの女性被害 嫌々受け入れ、今は幸せ 愛せず離婚、隠し暮らす」;→こんな事実をどう思うのでしょうか、啓一郎さんは? これこそ歴史も含めた環境(風土)からの生き方の基本軸の違いを示す事実だと思います。それを、どの立場でどう評価するのか?

いまもそれが続いているということは、そこの風土の中で、風習という言葉で解されることを、少なくともかなりの数の人々が選択しているという事実ではないでしょうか?

目隠しされ、さらわれ、遠くに連れていかれ、目隠しをとった瞬間、目の前に、美女(あるいは美男子)。背景には、蓮の花咲き乱れる静かな池が・・・、そこは極楽浄土だった。

こんなんこそ「カッコいい」夢のような美女(美男)の人生。これからつくってみたい物語・・・?


そういえば、家族を連れて初めて留学、NJ・プリンストンについた時のことを思い出しました。それ以後のわたくしの人生、ガラッと様変わりの凸凹人生・・・、だったんですが。カッコ悪かったけど、美しかった。いまも流れています。

そらに舞い 降りたつせかい 森のくに
シカ・リスで迎え 未知のはじまり


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玉井てるひろ 2019/08/05 12:05

砂漠渡り物乞い 16歳ヨットで国連へ


●西日本新聞、5面、「命懸け 砂漠渡り物乞い 世界最貧国・ニジェール 密航業者置き去り 被害頻発 息絶えた子埋め さまよう 人口爆発 気象変動」;→生まれたところの違い以外に何の違いもない彼ら。でも、その違いによっておのおのの人生の違いは大きい。

この国に生まれたことを幸いと思い、かの国に生まれた大変さを悲しみ寄り添う。

そんな、気持ちだけでいいのか?

それ以外に、何ができるのか?

人口爆発、気象変動のことばに戸惑う。人口は日本は、先進国は減らし始めている・・・。気象変動は!?

●同紙、同面、「『温暖化NO』大西洋横断 16歳活動家 ヨットで国連へ」;→気象変動NOの闘士、グレタさんに集まる思い。それに乗るグレタさん。そのことを伝えるメディア。ヨイショが始まったのかな? グレタさんこれからが大変になりそうですね。自分との戦いが始まる。

がんばれ!

と、応援の気持ちだけで、何ができる? 70歳に近づこうとする私。もう言葉をつかって、世の中の不幸を振り払うしかないのかも・・・?

▼何ができる
生れたところ 以外 何が違う
気持ちで 寄り添う以外 何ができる

強い言葉で 怒りを 撃ち込み
人の こころに 言葉を 撃ち込む

メディア とともに
中原に 繰り出す
繰り出されるのは 寄り添う言葉
そう 言葉だけ

だまって 聞いてないで
動こうや 動きましょう
何に 向かって

一人ひとりが 穏やかに
暮せる 世界に向かって


悲しみて つよきこと葉で タマを撃つ
一人ひとりが おだやかな国へ


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玉井てるひろ 2019/07/31 10:38

れいわ旋風 英の救世主?


●西日本新聞、3面、「れいわ旋風 評価二分 参院選2議席獲得 無党派層掘り起こした 『大衆迎合広がりない』 『消費税5%』に波紋 共闘条件提示 野党分断の火種」「弱者寄り添い『決起』促す 同調圧力への抵抗 背景に」;→小沢さんなんかともやっていた名前も忘れた政党時代から、言っていることの歯切れの良さと、的を得た指摘に注目していました。やっと、わが愛読紙もそれなりに取り上げ始めましたね。

今回も「れいわ新鮮組」と聞いて、その名前の趣味の悪さ、そして、その党首としてやっているということを知り、目を丸くして、支持しました。

なにかが、この人の中に降り注いでいます。“時”かもしれない。消費税を政策の軸にしているところ、これは、票取りと見る人も多いかもしれませんが、よく読んでみると、自分なりに深く考えられ、的をパシッと撃っています。

「税」で結集し、考えながら世の中を変えていく。一つの有力なやり方だと思っています。税を考える政治団体、たとえば、アメリカのティー・パーティ(Tax Enough Already TEA)のような市民(政府にとっては納税者)団体ができると・・・強く育つ!

●同紙、5面、「英の救世主か 破壊者か ジョンソン氏 首相就任に賛否 『予測不能』政界の風雲児」「『合意なき離脱』現実味 日本総合研究所主任研究員 藤山光雄氏」「EU離脱後に FTA交渉へ 英米首脳が電話会談」;→トランプさんも拍手している新しい英国のリーダーです。二人には何か共通する臭いを感じます。さっそくFTAの話を持ちかけているようです。

そして、「世界経済全体への負の影響は、さほど大きくならない」合意なき離脱という、「ただ単に元に戻るだけの歴史」を彼ならやってくれるのではないのか? 野次馬の好奇心だけで見てみたいと思っています。

なぜなら、私たちの国でも、「元に戻る政策課題」がいくつもあるような気がしているから。もちろん、少し前まで存在していなかった「消費税」をもとのような存在に戻すことも含めて。

今日は風雲児二人を読んでみました。


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玉井てるひろ 2019/07/28 10:24

日韓対立袋小路 古烏神社登録文化財に


●西日本新聞、3面、「元徴用工問題 日韓対立 袋小路 河野外相が抗議『極めて無礼』 占拠控え 強気崩さず」;→テレビニュースで見たら、河野外相、なかなか凛々しい感じがしました。選挙前というのもあるかもしれませんが・・・。

トランプさん登場に連れて、世界各地で、国境線が濃く太くなる動きが出てきています。時間がたてば一定のところに落ち着く。あまり心配していません。それよりも、経済活動が「小さくなっていく」ことのほうがいいことのように思い始めています。間違っているかもしれませんが・・・。

●同紙、27面、「古烏神社 登録文化財に 福岡市・警固 昭和初期の様式」;→やったぁ! いま古烏神社、総代の方々と一緒にやっている「六っ角カラスの会」。そのメンバーの方のご尽力で勝ち取った朗報です。

168件目の県教育委員会による登録有形文化財。「本殿や拝殿などはヒノキの良材を使い、伝統的技法によって丁寧に造られている。社殿群を行き来しやすいように建物を連結させるなど集約して配置し、調和のとれた美しさが特徴」とありました。

さあ、これで「六っ角カラスの会」また、頑張らねば!


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玉井てるひろ 2019/07/20 12:39

リブラ規制最高水準に 『真実』政府ひた隠し


●西日本新聞、1面、「リブラ規制 最高水準に G7認識一致」。2面、「GAFAvs国家鮮明 『巨大通貨は脅威』 資金洗浄や消費者保護 早急な対策確認」;→一連のGAFAに対する、いまある有力『国家』の反応のひとつです。しかし、思いがけなく、激しい反応だとおもいました。

たしかに、ザッカーバーグ、少し軽いし、FB事態にミスもあったようだし・・・ですが、どうして、こんなに国家があたふたするのか・・・?

いまのG7に参加している大国は、お金の印刷を、治安力・防衛力としてもつ武力を背景にやっています。そして、そのお金で計算するGDPを“利”信仰に染まった私たちの民主力集結の本尊として、あがめており、もしも、国家を越えたリブラのような通貨を世界人口の4割近い27億人のFB登録者たちが使ったら・・・、確かに、うろたえますなぁ。

だって、自分たち「国家」ではたらく人たちのの存在自体の意義が薄れていく・・・のかな? でも、「国家」が弱くなれば、小さくなれば・・・それはそれで・・・ですが。さあ何が見えてくる、この騒ぎ。

●同紙、2面、「実質賃金の伸び率、年金財政 『真実』政府ひた隠し 識者『有権者に不利益』」;→長年の持論です。おかしいけど現状ではどうしようもない。実態を政府が独占しているから、政府の都合でしか使わない。その歯止めをかかることは、いまは、おかしいと騒ぐしかない・・・。

騒ぐのは疲れます。エネルギーが必要です。お金と暇と人の結集。でも、しばらくはエネルギーを注いで、いまの仕組みを変える。こんなことにならないように変える。そんな時期になっている。それをやれねばどうしようもない時期になっている・・・のでは? そしてそのポイントは、衆議院への権力の集中にあると思います。

衆院選で過半数採れば、立法府での話なのに、議院内閣制という、いま何も決められない国の真似をしているから、行政府の権力まで手に入れてしまう。三権のうちの二権をもてば、残りの一権は従属せねば仕方なくなる。きちんと、ジャンケンのように勝ったり負けたりするルールになっていない。

いま、参院選があっていますが、良識の府などと勝手に言っているようですが、明らかに衆議院に従属してしまう、憲法よめばそうとしか読めません。

第九条だけでなく、ここを変える。きちんとジャンケンできる、三権にする。そして、三権が競う仕組みができれば、競うために各々の府で、事実をつかむデータ局というのが必要になる。そこで、それぞれに、戦うために必要なデータを集め分析し、私たちがアクセスできるようにする・・・。

アメリカで公共政策を学んで思ってこと。アメリカは政府が自治体、NPOも含めてたくさんある。その各々が専門的にデータを集めている。だから、データ不正は起きにくい。政府間での裁判も頻繁でそのためのデータがきちんと積み上げられている。データ積み上げにはエネルギーが必要です。そのエネルギーは争いから出てきている。

ここまで書くと、とても、アメリカっぽい殺伐とした感じになります。だから、日本では三権ごとにでどうかなと思っています。とにかく、データ独占を止まさせねばならないと思います。いつまでたっても泣き言で終わってしまう・・・いいのですか?


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玉井てるひろ 2019/07/19 12:49

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