玉井てるひろ・福岡のまちづくり　未来の具体図

早良の良さを活かす、まちのつくりかたを考えないといけない。野芥には西油山、油山川、金屑川などの自然が間近にあり、この良さに向かっていく政策が必要だと思います。
一つの活動として、「水の杜（もり）活動」（水べの観察と清掃）で、行政と市民が一緒になって水べ環境をつくることを進めています。
ひとり一人の生活が良くなるためには地域で何をなすべきなのでしょうか？　自然を守るために、どうまちのつくりかたを変えるのでしょうか？
まず、これからは車との闘い。川を道路のために埋めて来ていますが、水べとして再び地上に戻してほしい。車で移動ができることで豊かになりましたが、Co2排出問題や人口が減っていくことを考えると、車には乗らず、無駄なエネルギーを使わず、都市生活がおこなえること。車に依存するより高い利便性を実現し、水べをいのちの環境として整備し、空いている土地があれば緑で覆い、都市部でも自然が増えるようにすることが大切です。

これからは地域の中で、仕事も心配も喜びも分かち合う時代だと思います。まず家族であり、次は地域だと思います。その地域でのつながりをどうつくっていくのか？　また、逆に今の世の中をどこから変えていくかというと地域だと思っています。
早良区の南部にはこれからの産業、農業林業があります。なぜ、これからの産業であるかと言うと、自然とともに生業を営むことができるからです。「土地があったら耕せば食べていける。」とある方が言われました。そう考えると安心できます。川で魚が獲れたら、田畑で食物が採れたら安心します。そんな地域をつくり出したい。

政治においても中央集権から地方分権へ変えていかねばなりません。江戸の動きにたよらず「自分たちで自分たちのことを決める」そんな時代をつくり出さなければなりません。
そのために、今から地域の良さ見直し、活かしながら、野芥、田隈から、さらに早良から未来社会をつくり出していきましょう。